最終更新:2012-02-27 (月) 03:33:54 (4413d)
デジタル放送/スクランブル
概要
- 放送局は ワーク鍵 Kw や 契約情報 を マスター鍵 Km で暗号化して、EMM と呼ばれる形で放送データに埋め込む
- 受信機は放送データから EMM を分離して、その EMM が自分に挿入されている B-CASカード宛てのものであれば、それを B-CASカードに渡す
- B-CASカードでは渡された EMM を放送局側と同じマスター鍵 Km で復号し、B-CASカードの中に保存されているワーク鍵 Kw や 契約情報を書き換える
これ以外の部分に関しては無料広告放送の場合と同様です。この流れでのポイントは次の 3 点です。
- B-CASカードに保存されているワーク鍵 Kw や 契約情報を書き換える為に送られるのが EMM
- EMM はマスター鍵 Km で暗号化される (詳細なアルゴリズムは非公開)
- ワーク鍵 Kw や契約情報は B-CASカードの外に出てこない (受信機が契約情報や Kw を触ることはできない)
メモ
- 実際の放送ではスクランブル鍵 Ks を約 2 秒間隔で変更
参考
- http://www.marumo.ne.jp/db2009_7.htm#27
- http://www.marumo.ne.jp/db2009_7.htm#28
- http://www.marumo.ne.jp/db2009_7.htm#29
- http://www.marumo.ne.jp/db2009_7.htm#30
- http://www.marumo.ne.jp/db2009_7.htm#31