最終更新:2021-01-14 (木) 11:56:46 (1169d)
マジックSysRqキー
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Linuxカーネルでシステム状態に関する低レベルコマンドを発行するキーシーケンス
設定
- CONFIG_MAGIC_SYSRQ?=y
- Linux/etc/sysctl.confでkernel.sysrq = 1
キーボード
- Altキー、SysRqキーおよびその他のキー(コマンドキー)を同時に押下
キー
コンソールに出力するカーネルメッセージのログレベルを制御する。 0 - 9 即座に再起動する。この際ファイルシステムのsyncやアンマウントは行われない。 b カーネルをクラッシュさせる。 c 現在ホールドされているすべてのロックを表示する。 d init (PID 1)を除くすべてのプロセスにSIGTERMシグナルを送る(プロセスを終了させる)。 e メモリ不足を解消するためにプロセスを終了させる oom_kill を呼び出す。 f Kernel Mode Setting(KMS)使用時に、カーネルのフレームバッファコンソールに切り替えるための緊急措置を提供する[1]。 g コンソールに簡単な説明を出力する。 h または Enter init を除くすべてのプロセスにSIGKILLシグナルを送る(プロセスを強制終了させる)。 i 仮想端末上のすべてのプロセスにセキュア・アテンション・キー(SAK)を実行する。 k 現在実行中のすべてのタスクのバックトレースを表示する。 l 現在のメモリ情報をコンソールに出力する。 m すべての高優先度およびリアルタイムタスクのniceレベルをリセットする。 n システムを停止させる。 o 現在のレジスタおよびフラグをコンソールに出力する。 p すべての高精度タイマおよびクロックソースを表示する。 q キーボードをrawモードからXLATEモードへ切り替える。X Windowを使用している場合、まずこの操作を行ってキーボードを解放する。 r マウントされているすべてのファイルシステムをsyncする。 s 現在のタスクのリストとその情報をコンソールに表示する。 t マウントされているすべてのファイルシステムを読み込み専用モードで再マウントする。 u Voyager SMPプロセッサ情報を表示する。 v ブロックされている(D state)タスクのリストを表示する。 w
コマンドライン
有効化
- Linux/proc/sys/kernel/sysrq? - echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq
書き込み
- Linux/proc/sysrq-trigger
echo b > /proc/sysrq-trigger