最終更新:2015-10-22 (木) 05:17:42 (3081d)
ルートファイルシステム
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ルート・ファイルシステム は Linux の最も基本的なコンポーネントです。ルート・ファイルシステムには完全な Linux システムをサポートするために必要なもの (アプリケーション、構成、デバイス、データ、等々) がすべて含まれています。ルート・ファイルシステムがないと Linux システムを実行することはできません。
概要
ルートファイルシステムには,完全に動作する Linux システムに必要なファイ ル全てが入っていなければなりません.そのためディスクには Linux システ ムにとって必要最小限のファイルが入っていなければなりません:
- 基本的なファイルシステム構造
- 最低限必要なディレクトリ: /dev, /proc, /bin, /etc, /lib, /usr, /tmp
- 基本的なユーティリティ: sh, ls, cp, mv等
- 最低限必要な設定ファイル: rc, inittab, fstab等
- デバイス: /dev/hd*, /dev/tty*, /dev/fd0等
- ユーティリティが使う実行時ライブラリ
最小のディレクトリ構成
- /dev -- デバイス,I/O の実行に必要
- /proc -- proc ファイルシステムに必要なディレクトリ
- /etc -- システム設定ファイル
- /sbin -- 必須のシステムバイナリ
- /bin -- システムの一部とみなされる基本バイナリ
- /lib -- プログラム実行に使う共有ライブラリ
- /mnt? -- 他のディスクを扱うためのマウントポイント
- /usr -- その他のユーティリティやアプリケーション
作成
initrdイメージの形式
initrd
- ファイルシステム形式のイメージをRAMディスクとしてマウント