最終更新:2011-08-25 (木) 05:00:18 (4599d)
ローミング
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「ローミング」とは、ネットワーク上の複数のコンピュータ間での設定情報の移動のことである(これは「ユーザー・プロファイルのローミング」と呼ばれるWindows機能の1つだ)。
ファイルの場合には
- 「ユーザー個別の設定情報(ローミングする)」と
- 「ユーザー個別の設定情報(ローミングしない)」
という2種類の用途が提供されている。これらの使い分けの基準としては、その設定情報が「ローカル環境に依存せず、コンピュータ間を移動(=ローミング)してもよい場合」にはApplication.UserAppDataPath?プロパティを使い(これにより、ユーザーがコンピュータ間を移動すると、その設定情報も一緒にローミングされる)、その設定情報が「ローカル環境に依存するため、コンピュータ間を移動させたくない場合(例えばモニタ画面などのハードウェアに関する情報の場合)」にはApplication.LocalUserAppDataPath?プロパティを使えばよい。
Application.UserAppDataPath?
- ローミング ユーザーは、ネットワーク上の複数のコンピュータで作業します。ローミング ユーザーのユーザー プロファイルは、ネットワーク上のサーバーで保持され、ユーザーがログオンするとシステムに読み込まれます。ローミングを検討しているユーザーのプロファイルについては、オペレーティング システムがローミング プロファイルをサポートし、ローミング プロファイルを有効にしておく必要があります。
メモ
依存 | ローミング | Windows XP | Windows 7 | 環境変数 | System.Windows.Forms.Application |
ローカル環境に依存しない | する | Application Data | AppData/Roaming? | %APPDATA% | Application.UserAppDataPath? |
ローカル環境に依存 | しない | Local Settings/Application Data | AppData/Local? | %LOCALAPPDATA% | Application.LocalUserAppDataPath? |
メモ2
- ドメイン環境で「どのユーザがどのコンピュータを使うか分からない」ような状況でも、ユーザのプロファイルの一部としてどのコンピュータからログインしても使えるべきデータは、サイズが大きすぎない限りRoamingに格納される。
- 一方、ハードウェアに関連があったり、ログイン・ログオフで毎回やりとりするには大きすぎるデータはLocalまたはLocalLowフォルダに格納される。
関連
- ActiveDirectory?
- ドメイン環境
- Windows 7/フォルダ
- 移動ユーザ?