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Emacs 23.2
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2010/05/08

メモ

Emacs 23.2は2009年7月以来のアップデート。大きな変更点としては、プログラミング支援ツール「CEDET(Collection of Emacs Development Environment Tools)」が標準で搭載されるようになったことが挙げられる。CEDETはVisual StudioやEclipseといった統合開発環境が備えるプログラミング支援機能をEmacs向けに提供するツールセットで、ファイル管理ツールやクラスブラウザ、Makefile作成ツール、コンパイラ実行スクリプト、入力補完/支援機能、ヘルプ/リファレンス参照機能、自動コード生成、UMLダ?イアグラム作成機能などを提供する。

 また、最大バッファサイズが2倍になった(一般的な32ビット環境であれば最大512MB)ほか、Mac OS X向けの新たな文字エンコーディング「utf-8-hfs」の追加、シェルコマンドを非同期で実行する新コマンド「async-shell-command」の追加などが行われている。モード/パッケージ周りの変更点としては、新たにJavaScript編集用モードである「js.el」や音楽プレーヤーのフロントエンド「mpc.el」、ハイライト表示されたEmacsバッファをHTMLに変換する「htmlfontify.el」などが追加されたほか、DiredやGDB-UI、grepLaTeXといったモードの機能強化/仕様変更が行われている。

参考