最終更新:2011-08-02 (火) 06:24:17 (4642d)
Windows XP SP3
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新機能
ブラック・ホール・ルータの検出機能
- ネットワーク上のパケットを自動的に破棄しているルータ(ブラック・ホール・ルータ)を検出する機能。
ネットワーク・アクセス保護(NAP)機能
- Windows Server 2008で搭載されたNAP(Network Access Protection)をXPで利用する機能。企業内ネットワーク上のクライアントPCの、ウイルスソフトのチェックやパーソナルファイヤーのオン/オフを検出し、企業内ネットワークに接続できるかどうかを自動的にコントロールする。 つまり、クライアントPCが決められた企業内ネットワークのルールにマッチしていないと、ネットワークにアクセスできなくなり、ネットワーク全体でのセキュリティーが強化される。
セキュリティオプションの説明を追加
- XP SP3では、グループポリシーエディタ(gpedit.msc)のセキュリティオプションにあるポリシーの詳しい説明が表示されるようになった(画面参照)。
Administrator/Serviceポリシーにおけるセキュリティーを強化
- 企業ユーザー向けの管理ソフト「System Center Essentials」上で、OSがXPのクライアントPCを管理する場合、セキュリティー上問題があった部分を修正。
Microsoftカーネルモード暗号化モジュール
- Microsoftカーネルモード暗号化モジュール (Fips.sys)は、OSのカーネルモードで複数の異なる暗号化アルゴリズムを提供する。
ライセンス認証方法の変更
- Windows Server 2003 SP2?やWindows Vistaと同様に、XP SP3ではプロダクトキーを入力しなくてもOSのインストールが可能である。プロダクトキーの入力は、OSのインストール後に行なえる。
機能追加
Wi-Fi Protected Access 2(WPA2)
- 無線LANのための新しい暗号化方式をサポートする。WPA2は暗号化方式にAESを採用。さらに、128~256bitの可変長鍵が使用できるようになった。これにより、セキュリティーの強固な無線LANアクセスを行なえる。
ピア名解決プロトコル(PNRP)2.1のサポート
- Windowsクライアント同士でピアツーピアのネットワークを構築する「Windowsピアツーピア ネットワーク」で、クライアント同士の名前を解決するための仕組み(PNRP:Peer Name Resolution Protocol)をアップデート。 これら機能はいずれも、すでにWindows Updateで提供されている。一般のユーザーにとっては、絶対に必要な新機能という訳でもない(そのほかの機能については以下のとおり)。
MMC(Microsoft Management Console) 3.0
- OSの機能を管理するツールのアップデート
MSXML6
- XMLパーサーのアップデート
Windows インストーラ 3.1 v2
- インストーラのアップデート
バックグラウンド インテリジェント転送サービス(BITS?)
Windows Server 2003とXP向けのIPsec Simple Policy Update
- IPSec?の機能を強化
デジタルID管理サービス(DIMS)
- ドメインに参加しているユーザーが、アプリケーションやサービスの資格情報と秘密キーにアクセスできるようになる