Linux/usr | 通常このディレクトリは、独立したパーティションがマウントされる。 ここには、共有可能で読み込み専用のものだけが含まれ、 よっていろいろな Linux マシンからマウントできる。 |
Linux/usr/X11R6? | X Window System, Version 11 release 6 (なくてもよい)。 |
Linux/usr/X11R6/bin? | X Window System のバイナリの置き場所。 古いディレクトリである /usr/bin/X11 からここにシンボリックリンクが張られていることが多い。 |
Linux/usr/X11R6/lib? | X Window System に関連するデータファイルの置き場所。 |
Linux/usr/X11R6/lib/X11? | ここには X の動作に必要な種々のファイルが含まれている。 /usr/lib/X11 からここにシンボリックリンクが張られていることが多い。 |
Linux/usr/X11R6/include/X11? | ここには X11 Window System を使ったプログラムをコンパイルするために 必要なインクルードファイルが含まれている。 /usr/include/X11 からここにシンボリックリンクが張られていることが多い。 |
Linux/usr/bin | このディレクトリは、実行形式ファイルの主な置き場所である。 システムのブートやシステム復旧には必要とされない、 一般ユーザーが利用するコマンドの多くは、 ローカルにインストールされるのでない限り、 このディレクトリに置くべきである。 |
Linux/usr/bin/X11? | X11 コマンドの伝統的な置き場所。Linux では、通常 /usr/X11R6/bin にシンボリックリンクが張られている。 |
Linux/usr/dict? | /usr/share/dict に置き換えられた。 |
Linux/usr/doc? | /usr/share/doc に置き換えられた。 |
Linux/usr/etc? | サイト内部の複数のマシンが共有するような設定ファイルが置かれる。 しかしながら、コマンドはそれらのファイルの参照先を、常に /etc にすべきだろう。 /etc のファイルからリンクを張って、 /usr/etc の適切なファイルを指すようにすべきである。 |
Linux/usr/games? | ゲームプログラムや教育用プログラムのバイナリが含まれている (なくてもよい)。 |
Linux/usr/include | C コンパイラ用のインクルードファイルが含まれている。 |
Linux/usr/include/X11 | C コンパイラと X Window System 用のインクルードファイルが含まれている。 通常これは /usr/inlcude/X11 へのシンボリックリンクになっている。 |
Linux/usr/include/asm? | アセンブラ関数の宣言を行うインクルードファイルが含まれている。 このディレクトリは、以前は /usr/src/linux/include/asm へのシンボリックリンクだった。 |
Linux/usr/include/linux | ここには、システムのリリースのたびごとに変更されうる情報が含まれる。 ここは以前は /usr/src/linux/include/linux にシンボリックリンクされており、 オペレーティングシステム固有の情報が得られるようになっていた。(ここに置くインクルードファイルは、 現在の libc およびユーザ空間で正しく動作するものでなければならない。 しかし Linux のカーネルソースは ユーザプログラムといっしょに使うようには設計されていないし、 あなたが使っている libc も関知しない。 /usr/include/asm と /usr/include/linux を適当なカーネルツリーへのリンクにしたりすると、破綻するのは目に見えている。 Debian ではこうせずに、libc*-dev package が提供する、 安定したカーネルバージョンのヘッダファイルを置いている。)]] |
Linux/usr/include/g++? | GNU C++ コンパイラ用のインクルードファイルが含まれている。 |
Linux/usr/lib | オブジェクトライブラリ (ダイナミックライブラリも含む) と、 直接には起動されないような実行形式ファイル少々とが置かれる。 複雑なプログラムでは、更にサブディレクトリがあるかもしれない。 |
Linux/usr/lib/X11? | X のプログラムに関連するデータファイルと、 X Window System の設定ファイルの置き場所。 Linux では通常 /usr/X11R6/lib/X11 にシンボリックリンクが張られている。 |
Linux/usr/lib/gcc-lib? | GNU C コンパイラ gcc(1) 用の実行形式ファイルとインクルードファイルが含まれている。 |
Linux/usr/lib/groff? | GNU groff 文書整形システムのためのファイルが含まれている。 |
Linux/usr/lib/uucp? | uucp(1) のためのファイルが含まれている。 |
Linux/usr/local | このディレクトリは、 サイトローカルなプログラムがインストールされる典型的な場所である。 |
Linux/usr/local/bin | サイトローカルなプログラムが含まれている。 |
Linux/usr/local/doc? | サイトローカルなドキュメントが含まれている。 |
Linux/usr/local/etc? | サイトローカルにインストールされたプログラムの設定ファイルの置き場所。 |
Linux/usr/local/games? | サイトローカルにインストールされたゲームのバイナリの置き場所。 |
Linux/usr/local/lib | サイトローカルにインストールされたプログラムの関連ファイルの置き場所。 |
Linux/usr/local/include | ローカルな C コンパイラのヘッダファイルの置き場所。 |
Linux/usr/local/info? | サイトローカルにインストールされたプログラムの info ページの置き場所。 |
Linux/usr/local/man? | サイトローカルにインストールされたプログラムのマニュアルページの置き場所。 |
Linux/usr/local/sbin? | サイトローカルにインストールされたシステム管理コマンドの置き場所。 |
Linux/usr/local/share | 同じ OS ならアーキテクチャが異なっても共有できる、 ローカルなアプリケーションデータの置き場所。 |
Linux/usr/local/src? | サイトローカルにインストールされたソフトウェアのソースコードの置き場所。 |
Linux/usr/man? | /usr/share/man に置き換えられた。 |
Linux/usr/sbin | このディレクトリには、システム管理コマンドが含まれる。 ここに置かれるコマンドは、ブートプロセスや /usr のマウント、システムの修理などに必要なものであってはならない。 |
Linux/usr/share | このディレクトリには、アプリケーションごとに固有なデータ (同じ OS ならアーキテクチャが違っていても共有できるもの) がサブディレクトリ単位で置かれる。 以前には /usr/doc, /usr/lib, /usr/man などにあった内容が、多くここに置かれている。 |
Linux/usr/share/dict? | スペルチェッカ用の単語リストが含まれる。 |
Linux/usr/share/doc? | インストールされたプログラムのドキュメントの置き場所。 |
Linux/usr/share/games? | /usr/games に置かれたゲーム用の静的なデータファイルの置き場所。 |
Linux/usr/share/info? | info ページが置かれる。 |
Linux/usr/share/locale? | ロケール (locale) 情報が置かれる。 |
Linux/usr/share/man? | マニュアルページ。各ページはセクションに応じたサブディレクトリに置かれる。 |
Linux/usr/share/man/{locale}/man? | これらのディレクトリには、 各ロケールのマニュアルページのソースが置かれている。 すべてのマニュアルページで同じ言語とコードセットを使用するシステムでは、 <locale> は省略されることがある。 |
Linux/usr/share/misc? | 同じ OS ならアーキテクチャが違っていても共有できる、雑多なデータの置き場所。 |
Linux/usr/share/nls? | 母国語サポート (native language support) 用のメッセージカタログの置き場所。 |
Linux/usr/share/sgml? | SGML や XML のファイルの置き場所。 |
Linux/usr/share/terminfo? | terminfo のデータベースが置かれる。 |
Linux/usr/share/tmac? | groff と一緒には配布されていない troff マクロの置き場所。 |
Linux/usr/share/zoneinfo? | タイムゾーン情報のファイルが置かれる。 |
Linux/usr/src | システム上の色々なコンポーネントのソースファイル (参照用のパッケージも含む) の置き場所。 この場所で自分のプロジェクトの作業をしてはいけない。 /usr 以下のファイルはソフトウェアのインストールの時以外は 読み込み専用になっているべきだからである。 |
Linux/usr/src/linux | かつてはカーネルソースの伝統的な置き場所だった。 ディストリビューションによっては、 出荷時のデフォルトのカーネルのソースをここに置いている。 自分でカーネルをビルドするときは別の場所を使うほうがいいだろう。 |
Linux/usr/tmp? | 今では用いられなくなった。このディレクトリは /var/tmp へのリンクにすべきである。 このリンクは互換性のためだけにあり、もはや使うべきでない。 |