最終更新:2019-04-22 (月) 16:34:29 (1846d)
LGPL
Top / LGPL
GNU Lesser General Public License
他のプログラムにリンクされることを前提としたライブラリのためのライセンス
特徴
- 動的リンクとして使用した場合は、そこ以外の部分にはLGPLライセンスを適応させなくて良い
- 公開されたソースコードを改変して利用した場合には、その部分のソースコードは公開しなければならない
LGPL/バージョン
GPLとの違い
- 二次的著作物に対する扱いがGPL のようにソース開示ではなくリバースエンジニアリングを許可することに変わっている
- LGPLタイプのライブラリを静的リンクした場合、利用プログラムはライブラリの二次的著作物と見なされ、デバッグのためのリバースエンジニアリングを許可する必要がある
LGPLの特徴
- 社内や個人的に利用するにあたってのソースコード改変、再コンパイルには制限がない。
- LGPLで配布されたプログラムを再配布する際にはソースコードを公開する必要がある。
LGPLライセンスで配布されたライブラリAについて、
- コンパイル時にライブラリAにリンク(動的リンク・静的リンクに関わらず)される可能性のあるプログラムBのソースコードについてはLGPLを適用せず、配布に制限を加えない。
- ライブラリAにリンクしたプログラムBを配布する場合、Bのライセンスにリバースエンジニアリングを禁止する条項を含めてはならない。(LGPLv2-6、LGPLv3-4)
- ライブラリAに静的リンクしたプログラムBを配布する場合、Bのソースコードまたはオブジェクトコード?の配布を拒否してはならない。(LGPLv2-6a、LGPLv3-4d0)
- ライブラリAを改変して作成されたライブラリA'を配布する場合、A'のライセンスはLGPLまたはGPLである必要がある。
LGPLのライブラリをリンクする場合
- 動的リンク - ソースコードは非公開にできる
- 静的リンク - ソースコードは非公開にできるがリバースエンジニアリングは許可する必要がある