最終更新:2008-01-20 (日) 03:11:51 (5943d)
ユニバーサルデザイン/ガイドライン
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原則1
- 公平に使用できること(equitable use)
- さまざまな能力をもった人々に利用できかつ市場性がある。
- 指針
- すべての使用者に同じ使用手段を与えること。可能である場合には全く同一にし、それができない時は、同等なものにする。
- いかなる使用者をも分け隔てたり、烙印を押したりすることを避ける。
- プライバシー、セキュリティ、安全性に対する用意を、あらゆる使用者に等しく利用可能にすべきである。
- あらゆる使用者に魅力的なデザインにすべきである。
原則2
- 使い方に自由度が高いこと(flexibility in use)
- 広い範囲の個人の好みや能力に対応している。
- 指針
- 使用の方法に選択を与える。
- 右利きと左利きの使用に配慮する。
- 使用者のペースに合わせることができるようにする。
原則3
- 簡明であること
- 使用者の経験、知識、言語能力、現在の注意力に関係なく、使用の仕方が理解しやすい。
- 指針
- 不必要な複雑さを取り除く。
- 使用者の予測と直感に一致している。
- さまざまな程度の知識と言語能力に配慮する。
- 重要度の順に応じて情報を配置する。
- 使用中および使用後に、効果的に操作方法の指示や操作結果のフィードバックを行う。
原則4
- 情報が理解しやすいこと
- 周囲の状況や使用者の感覚能力とは関係なく、使用者に必要な情報を効果的に伝える。
- 指針
- 重要な情報を異なる様式(絵や文字や触知できるもの)で、冗長性がある仕方で表現する。
- 重要な情報とその周囲の環境との間に十分なコントラストを与える。
- 重要な情報の「読みやすさ」を最大限にする。
- 記述できるさまざまな方法で、諸要素の違いを明確にする(指示説明や方向の指示を容易にする)。
- 感覚能力に制約がある人々によって使用される多様な技術や装置と併用できる。
原則5
- ミスや誤りに対して安全であること
- 危険や不慮の意図せぬ行為による不利な結果を最小限にする。
- 指針
- 危険や誤りを最小限にするよう要素を配置する。最もよく使用されるものは最も使いやすくし、危険な要素は取り除くか隔離する、あるいは防護措置をほどこす。
- 危険や誤りには警告を与える。
- フェイル・セーフの特徴を備えている。
- 警戒を要する作業において、不注意な行為をさせないようにする。
原則6
- 身体的に省力ですむこと(low physical effort)
- 最小の労力で効率的に快適に使用できる。
- 指針
- 使用者が身体に変化のない姿勢を保つことができるようにする。
- 操作する力に無理がない。
- 繰り返しの動作を最小限にする。
- 持続する身体的負担を最小限にする。
原則7
- 近づいたり使用したりするときに十分な大きさと空間があること
- 使用者の身体の大きさや姿勢や可動性には関係なく、接近、手の届く範囲、操作、使用に対して、適切なサイズと空間が与えられている。
- 指針
- 座っている人にも立っている人にも、重要な要素が明確に視線に入る。
- 手や握りの大きさの違いに配慮する。
- 補助具や介助者を使うのに十分な空間を与える。