最終更新:2010-02-17 (水) 16:00:49 (5181d)
フリップフロップ
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FlipFlop?
その時点の入力のみならず、 過去の入力信号 にも依存する回路。ラッチとも言う。
メモリのように内部状態を記憶する機能が含まれている
種類
Dフリップフロップ (Delayed FF)
- 入力:
- D
- CLK
- 出力
- Q
動作:
- CLKのパルスが来た時点でのDの値を保持する
RSフリップフロップ (Reset Set FF)
- 入力:
- R (Reset)
- S (Set)
- 出力
- Q
動作
- Setが来たらH、Resetが来たらLを出力
- SetとResetが同時にHになった時の動作は不定
回路的には入力の2本のラインが一旦NOTゲートを通っている
入力 | 出力 | 説明 | |
Set | Reset | Q | |
0 | 0 | 保持 | 両方0だと状態を保持 |
0 | 1 | 0 | Reset=1だと出力が0になる |
1 | 0 | 1 | Set=1だと出力が1になる |
1 | 1 | 不定 | 両方1の時は不定 |
Tフリップフロップ (Toggle FF)
- 入力:
- T
- 出力
- Q
動作:
- TがL→Hになるときに出力が反転
JKフリップフロップ (JackKnife? FF)
RSフリップフロップ+Tフリップフロップのような動作
- 入力:
- J (RSフリップフロップでのR)
- K (RSフリップフロップでのS)
- CLK
- 出力
- Q
動作:
- CLKがL→Hになるタイミングで動作
- J,KともにHにするとクロックがL->Hになるタイミングで出力トグルするため、クロックの1/2の周波数の方形波が出力される
入力 | 出力 | 説明 | |
J | K | Q | |
0 | 0 | 保持 | 両方0だと状態を保持 |
1 | 0 | 0 | J(Reset)=1だと出力が0になる |
0 | 1 | 1 | K(Set)=1だと出力が1になる |
1 | 1 | Toggle | 両方1の時は出力反転 |