最終更新:2011-04-01 (金) 20:05:17 (4745d)
H8/3048
H8/3048グループは、ルネサスオリジナルアーキテクチャを採用したH8/300HCPUを核にして、システム構成に必要な周辺機能を集積したシングルチップマイクロコンピュータ(MCU)です。
- H8/300HCPUは、内部32ビット構成で16ビット×16本の汎用レジスタと高速動作を指向した簡潔で最適化された命令セットを備えており、16M バイトのリニアなアドレス空間を扱うことができます。また、H8/300CPUの命令に対しオブジェクトレベルで上位互換を保っていますので、H8 /300シリーズから容易に移行することができます。
- システム構成に必要な周辺機能としては、ROM、RAM、16ビットインテグレーテッドタイマユニット(ITU)、プログラマブルタイミングパターンコントローラ(TPC)、ウォッチドッグタイマ(WDT)、シリアルインタフェース、A/Dコンバータ 、D/Aコンバータ 、I/Oポート、DMAコントローラ(DMAC)、リフレッシュコントローラなどを内蔵しています。
H8/3048グループ
- H8/3048 - 128KバイトROMと4KバイトRAM
- H8/3047? - 96KバイトROMと4KバイトRAM
- H8/3045? - 64KバイトROMと2KバイトRAM
- H8/3044? - 32KバイトROMと2KバイトRAM
メモ
- MCU動作モードは、モード1~7(シングルチップモード1種類、拡張モード6種類)があり、データバス幅とアドレス空間を選択することができます。
- H8/3048 グループには、マスクROM版のほかに、ユーザサイドで自由にプログラムの書込みができるPROMを内蔵したZTAT版があります。仕様流動性の高い応用機器さらに量産初期から本格的量産などユーザの状況に応じて迅速かつ柔軟な対応が可能です。さらに、H8/3048にはF-ZTAT版があり、基板実装後のプログラム書換えが可能です。