最終更新:2012-10-05 (金) 04:25:02 (4384d)
OMAP3
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Open Multimedia Application Platform 3
Texas Instruments製の携帯電話向けアプリケーションプロセッサ
OMAPアプリケーションプロセッサはARM Cortex-A8, ARM9をコアにした製品で、 低消費電力が要求されるマルチメディアやグラフィッック処理に最適な製品です。 このプラットフォームでは高速、ポータブル、オープンソースを含むソフトウェアポ ートフォリオやサポートネットワークなどを特徴とする高性能なアプリケーション・ プロセッサを選択することができ、Linux や Windows CEなどの OS を要する マルチマディア機器から汎用的なコンピュータなどの製品を迅速に開発し、かつ 差別化することを可能にします。
OMAP2?が採用していたARM11コアに代わり、ARM Cortex-A8コアを採用。ARM11コアと比べ処理速度が3倍に向上しているという。
メモ
BeagleBoardのCPUとして使用されているOMAP3530には、
- ARM社のARM Cortex-A8
- Imagination Technologies社のPowerVR SGX 530
- TI社のC64x+ & ビデオアクセラレータ(IVA2?)
の3つのコアが入っています。
ラインナップ
型版 | 動作周波数 | RISC Frequency | DSP(TMS320C64x+) | PowerVR SGX 530 | 製品ファミリ | 搭載製品 |
OMAP3503? | 433MHz | 600MHz | - | - | Sitara ARM Cortex-A8 および ARM9 マイクロプロセッサ | |
OMAP3515? | 433MHz | 600MHz | - | 搭載 | Sitara ARM Cortex-A8 および ARM9 マイクロプロセッサ | |
OMAP3525? | 433MHz | 600MHz | 搭載 | - | DaVinci デジタル・メディア・プロセッサ | |
OMAP3530 | 520MHz | 720MHz | 搭載 | 搭載 | DaVinci デジタル・メディア・プロセッサ | BeagleBoard, Pandora |
OMAP3503?
- OMAP3503?プロセッサは最大600MHz ARM Cortex-A8とともに各種ペリフェラルおよびメモリが集積されています。1200ドライストーンMIPSもの性能を発揮できるOMAP3503?プロセッサは、Windows Embeded CE?やLinuxなどのオペレーティング・システムを走らせることができます。また、起動時間も短縮されるほか、ウェブの閲覧や、魅力的なJavaアプリケーションの使用も可能になります。
OMAP3515?
- OMAP3515?プロセッサにはOMAP3503?と同じペリフェラルとARMコアに加え、幅広い利用が可能な初の統合グラフィック・エンジン OpenGL ES 2.0を搭載しました。OMAP3515?はPCゲーム並みのグラフィックスを実現可能で、組み込みゲーム・システムやシンプルなポータブル・ナビゲーション・システムに最適なプロセッサです。Imagination?社のPowerVR SGXグラフィックス・アクセラレータを搭載したOMAP3515?プロセッサなら、ポータブル機器で写真画質のグラフィックスを実現することができます
OMAP3525?
- OMAP3525?プロセッサはOMAP3503?の基本機能を受け継ぎ、そこにオーディオ、ビデオ?およびイメージング、マルチメディア・アクセラレーション機能を実現するDaVinciテクノロジーを追加した製品です。ビデオ処理?を重視した専用ペリフェラルを持ち、ビデオとイメージングの処理がハードウェアによって実現されていることから、OMAP3525?プロセッサは720p、30fpsのMPEG-4 SP?というHDビデオのデコードを500mW以下で行うことができます。
OMAP3530
- OMAP3530はOMAP3503?、OMAP3515?、OMAP3525?の機能、すべてをワンチップに集積したプロセッサです。ARM、DSP、グラフィックス・エンジン、DaVinciテクノロジー、各種ペリフェラルが集積されており、高いパフォーマンスと低消費電力を同時に向上させたアプリケーションやエンターテイメント・アプリケーションなどさまざまな用途に適しています。