最終更新:2015-10-22 (木) 05:17:42 (3109d)  

ルートファイルシステム
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ルート・ファイルシステム は Linux の最も基本的なコンポーネントです。ルート・ファイルシステムには完全な Linux システムをサポートするために必要なもの (アプリケーション、構成、デバイス、データ、等々) がすべて含まれています。ルート・ファイルシステムがないと Linux システムを実行することはできません。

概要

ルートファイルシステムには,完全に動作する Linux システムに必要なファイ ル全てが入っていなければなりません.そのためディスクには Linux システ ムにとって必要最小限のファイルが入っていなければなりません:

  • 基本的なファイルシステム構造
  • 最低限必要なディレクトリ: /dev, /proc, /bin, /etc, /lib, /usr, /tmp
  • 基本的なユーティリティ: sh, ls, cp, mv
  • 最低限必要な設定ファイル: rc, inittab, fstab等
  • デバイス: /dev/hd*, /dev/tty*, /dev/fd0等
  • ユーティリティが使う実行時ライブラリ

最小のディレクトリ構成

  • /dev -- デバイス,I/O の実行に必要
  • /proc -- proc ファイルシステムに必要なディレクトリ
  • /etc -- システム設定ファイル
  • /sbin -- 必須のシステムバイナリ
  • /bin -- システムの一部とみなされる基本バイナリ
  • /lib -- プログラム実行に使う共有ライブラリ
  • /mnt? -- 他のディスクを扱うためのマウントポイント
  • /usr -- その他のユーティリティやアプリケーション

作成

initrdイメージの形式

initrd

  • ファイルシステム形式のイメージをRAMディスクとしてマウント

initramfs

  • ramfs?にルートファイルシステムを作成
  • CPIO形式

関連

参考