最終更新:2022-08-22 (月) 16:17:32 (811d)
PCI Express
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0316/interface03.htm?ref=rss
PCI Expressの概要
- PCI Expressは、2003年4月15日付でPCI Express Base Specification 1.0aとしてリリースされました。データ転送速度は2.5Gbpsで、8b/10bエンコードを利用しているので250MB/sの転送速度になり、その当時の32ビットのパラレル・インターフェイスPCIが132MB/sでしたので、高速化になっていません。
- また、PCIの速度ではグラフィックカード?の要求する速度には対応できなかったため、AGPのx8モードにより2.13GB/sが達成されていたのですが、さらなる高速化のためにPCI Expressが開発されました。
- PCI Express1本では上記のとおり250MB/sの速度ですが、これを複数使用して高速化を図っています。グラフィックカード?のように高速化が必要な場合は、16本を使うと4GB/sが達成でき、AGPの約2倍の速度が確保できます。また、必要な速度に応じて1/4/8本の構成が許されています。
- このPCI Expressのシリアル通信線1本をレーン?と呼び、それぞれx1、x4、x8、x16と呼びます。ピン数は、32ビット・パラレルのPCIバスが124ピンに比べて、PCI Expressのx1は36ピン、x4は64ピン、x8は98ピン、x16は164ピンとなっています。
PCI Express/バージョン
PCI Express 5.0 (Gen5)
PCI Express 4.0 (Gen4)
- Rocket Lake (11th)
- Zen 2
PCI Express 3.0 (Gen3)
- 1レーンあたり2GB/s(1方向当り1GB/s)128b/130b? (エンコード効率98.5%)
- 1方向あたり8Gbps
- x64まで
- x16だと16GB/s (片方向)
- x32だと32GB/s (片方向)
- Z68の後期とかX79/Z77から
- Ivy Bridge(3xxx)以降のCPUが対応
- Comet Lake (10th)
PCI Express 2.0 (Gen2)
- 物理帯域
- 1レーンあたり10Gbps(1方向当り5Gbps)
- 実効
- x32まで
- x16だと8GB/s
- x32だと16GB/s
PCI Express 1.1? (Gen1)
- 物理帯域
- 1レーンあたり5Gbps(1方向当り2.5Gbps)
- 実効
- 1レーンあたり500MB/s(1方向当り250MB/s)8b/10b
- x32まで
用途
- グラフィックカード?
消費電力
- 上限は300W
- x1レーンでは+12Vが0.5A(500mA)、3.3Vが3A
スロット
形状 x1 x4/x8 x16 フルハイト 10W/25W(ハイパワー) 25W 25W/75W ロープロファイル 10W 25W 25W
PCI Express/レーン数
アッププラギング?
- 幅の狭いデバイスを幅の広いスロットに装着すること(例:x4デバイスをx16デバイスに装着するなど)をアッププラギングと呼びます。
- アッププラギングを行うと、マザーボードはマザーボードの負担を最小限にするためデータレートをx1に限定する場合があります。